のりおです。
国際開発のキャリアを歩みたいと志す方がまず手に取る本に山本敏晴さんの著書があります。『世界と恋するおしごと』なんかが有名ですね。青年海外協力隊について検索していると、
山本敏晴さんのウェブサイトに行き着くことが多いこともあって、イデアスブログに来られている方なら、もうご存知の方も多いかなと思います。
医師となり、その後国際協力の業界に入った山本敏晴さんは宇宙船地球号というNPO法人を中心に活動されていました。(ちなみに
宇宙船地球号(Spaceship Earth)という言葉はもともとアメリカ人思想家のバックミンスター・フラーがひろめたものです。)
しかし近年は山本さんご本人の体調不良により、NPOも昨年解散されたそうです。ツイッターも更新されていないので、どうしていらっしゃるんだろう...と思っています。
しかしなんにせよ、情報の詰まったウェブサイトはまだ公開されているので、情報の入手には困りません。
かなり多作、というか大量の文字情報を書籍・オンラインに残されているので、全てを読むには時間がかかります。そこで私は特に自分に役立ったと思う、この
「未来の国際協力師たちへ」というキャリア相談のシリーズをお勧めします。
かなりぼんやりと国際開発の業界に進みたい、でもお金や学歴の問題などで不安に思っている相談者に対して、山本さんが行っている思考の整理や、自分にあっている道なのかの判断の基準など、参考になる情報が多く、一気に視野が広がりました。また、「あ、こういう条件を入れて考えればいいのか」ということもわかります。相談者の進路のカテゴリごとにインタビュー形式の記事になっているので、とりあえず自分の希望進路に近いものを、時間があればその他も読んでみるといいかと思います。
私もまだ、留学が終わる1年後にいったいどこで何をしているのかまったくわからない状態ですが、中長期的にやりたい仕事をするにはどんな能力が必要か、考えながら一歩一歩踏み固めてゆきたいと思います。
今日は以上です。