カテゴリ:開発について(経済開発・社会開発)( 4 )

TED.comのビデオ紹介 [難民について]

こんにちは、タロウです。

前回は書籍(「職業は武装解除」)を紹介しましたが、今回は本ではなくTEDを紹介したいと思います。
「TED」と言った時に僕の経験上、7割ぐらいの人が「あのクマ」の映画の方を思い浮かべるのですが、残念ながら(?)、そっちではないです。

僕が紹介したい方のTEDを簡単に説明すると、その分野で超一流もしくは最前線の研究や活動をしている人たちが10-20分の時間で自身が最も共有したいアイデアを話すプレゼンテーションです。
僕はこれが大好きでここ3年ぐらいほぼ毎日見ています。
紹介したいものはもちろん沢山あるのですが、その中でも自分がどうしても取り上げたいものをこのブログで何本か載せられたらと思います。

まずご紹介したいのは、こちら。
e0367876_18141357.jpg

メリッサ・フレミングさんと言うUNHCRの報道官を務められている方のスピーチです。報道官と言うと、プレスリリースをただ読み上げる人というイメージがあります。しかしこの方は、多くの人にとって「遠い」難民問題をどうやったら伝わるかを考え抜いて話されているので、難民と直接接点がないにも関わらず、心が突き動かされます。

Youtube からでもみられます。↓





実は先日、IDEASの授業でなんと元WFPアジア太平洋局長の忍足謙朗さんが来られて、(しかも)「プレゼンテーションの仕方」について教わることができました。僕はこの動画を何回か繰り返し見ているのですが、授業後に改めてこの動画を見ると、メリッサさんが、まさに忍足さんに教えて頂いたプレゼンの秘訣を踏まえて話されてるのに気づきました。驚いたのと同時にとても刺激になりました。
というのは、自分は前職で難民支援のファンドレイジングをしていたので、「どう」伝えるかで話の伝わり方が全く変わってくるのに気づかされたからです。
プレゼンテーションの内容と共に、そういった視点から見ても、とても参考になると思います。


多忙な方もいらっしゃると思いますが、一回の食事の時間で、食べながら最後まで見られる長さです。是非ご覧になってみてください。


[PR]
by ideas_blog | 2017-05-23 10:54 | 開発について(経済開発・社会開発) | Trackback | Comments(0)

旅行記:香港の住環境

こんにちは。MEJIKARAです。

つい先日、香港に旅行に行ってきました。香港といえば、英国から返還されて今年で20年ですね。香港の高度な自治(中国の法律が適用されない等々)の期限が今年なわけで、今後の動向に注目が集まっています。

人生で初の香港訪問だったのですが、高層ビルの多さにびっくりしました。商業施設だけでなく、住宅用の高層ビルもかなり多くあったと思います。香港の場合、都市の大きさは横に伸ばせないので、縦に伸びたのでしょうか。古めのマンションのよう建物が、町の中にたくさん見受けられました。近年中国本土からの富裕層が香港でマンション等を買う傾向があり、値段が高騰しているそうです。その影響もあって公営住宅にも人が殺到しており、公営住宅を購入する場合は抽選なんだとか。

インターネットで調べてみたら、下記のようなデータが出てきました。面白いことに、香港の人口密度と東京の人口密度はあまり変わらないんですね。

-------------------------------------------
香港の人口: 718万人
香港の人口密度: 6,850人/km^2

東京の人口: 1,300万人
東京の人口密度: 6,223人/km^2
-------------------------------------------

さらにもう少し調べてみると、香港は山林地が多く実際に人が住める地域は非常に限られているため、そこに多くの人が集中し、住居が高層マンションの形態となっていることが分かりました。高層マンションといってもピンからキリまであるようで、非常に美しいデザインの新しい建物もあれば、かなり古めの建物もあり、様々な住宅があるようです。なお、今回の旅行の中では一軒家は、ほとんど見かけませんでした。


e0367876_23022802.jpeg
     (旅行中にとった写真:九龍駅近くの高層マンション)

今回の旅をとおして、標準的な香港の人や香港の中でも相対的に貧しい人々が、どのようなところに住み、どのような生活を送っているのか、ものすごく気になりました。

      (旅行中にとった写真:香港島 Causeway Bay)

今まで私は香港に対して、経済的に著しい発展を遂げた素晴らしい地域、というイメージを勝手に持っていました。しかし今回の旅でイメージ通りではない光景も見て、急速な成長の裏で起こる経済格差の問題や住環境を含めた問題について、香港ではどのような対策や社会政策がとられているのだろうかということに興味がわきました。また、住宅というのは、おそらく人間が一日で最も長い時間を過ごす場所なので、住宅問題について調べてみる・考えてみるのも非常に意義があると思います。

印象をざっと書き上げたので、読みにくいところがあるかもしれませんが、私の感じたことが伝わっていれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

e0367876_23021360.jpeg
 (旅行中にとった写真:香港島の金融街)

[PR]
by ideas_blog | 2017-04-15 10:57 | 開発について(経済開発・社会開発) | Trackback | Comments(0)

情緒と構造的な視点、暖かい心と冷静な頭脳

のりおですこんばんは。

夜中のテンションで書いちゃいますが、さっきツイッターで#Idlibタグをみて、凹んでいます。(*シリアの化学兵器テロの起こった地名。72名ほどがなくなったという現地報道があります。日本のメディアでは決して流されない写真がざくざくでてくるので、「閲覧注意」です。)

今現在地球上でこんなことが起こっているなんて、自分の日常と乖離しすぎていて、また辛い。関連して調べた紛争地ダルフールやイエメンの現状も散々なもので、こういうものをみて落ち込むのはむしろ日常生活を送るのに邪魔なんじゃないかと思ってしまうほどです。

わたしは、開発の業界に意見が届きにくい少数民族や山間地域の声も汲み取れるようになろうと、修士過程で開発人類学をやろうと思っています。一方、物事を合理的に分析したり構造からとらえるのはなかなか苦手です。

自分に関係ないところで起こっていることも、ニュースを見ると辛いと思える感性を持っていて良かった、自分は恵まれていると感じます。共感や想像力は、身近なところから広がって世の中を少し良くすると思っているからです。そしてその結果、自分の環境を良くすることにつながって、自分の幸せに結びつく。

でもこの辛さを、物事を能動的に変えようとするための原動力にするには努力がいるとも思っていて。『「自分には何かができる」と思う』鍛錬、が。さもないと、ヘタレで打ちのめされやすいわたしは、すぐ目をそむけてしまうし、精神力が持たないと、組織に飛び込んでも結局迷惑をかけてしまうと思うのです。
自分に何かができると思えるには、日々の勉学と思考を鍛えるしかないのですよね、多分...。(あと、筋トレ、かな...)

本が友達というくらい文学少女だったわたしは、共感力だけ超敏感に発達させて育ってしまいました。それで、しばらく「嫌なことばかり起きる世界で生きるの、つらい...」と世の中の出来事に目を背けることに必死になっていましたが、この年になってイデアスにきて経済学や統計学を学んで、社会の総合的な傾向、人々の合理的な判断を分析することの重要さを学びました。そうしたら少しは情緒を差し置いて冷静な判断ができるようになった気がします。情緒ゼロだったらもちろん問答無用でダメなんですけど、逆に情緒に自分全体を翻弄されて、ずっと落ち込んでいても何も始まらないじゃないですか。

さっきシリアの現状をツイッター見たとき、「ただただ世の中の不条理なニュースみても凹むばかりなので、ちゃんと政治経済学やら地政学も今後勉強せねば」と思いました。
感情を受け止めて、冷静に次やることを考えて動くのって大事だけど結構難しい。
でも、そのバランスが取れているってことは、一番の武器になるんじゃないかなと思うのです。
まだまだ途上ですが、そういう人間性に、少しずつにじり寄ってると信じたい。
自分の知っているひと知らないひと、皆にもっと幸せになってほしいし、わたしの幸せもこの先も続いたらいいと思う。そのための仕事をしたい。

誰かが言っていました。"Warm heart, cool head"って。
ほんと、何するにしても、これに尽きるんじゃないかな。

e0367876_03022382.jpg

(*ちなみに"Warm heart, cool head"は経済学者ケインズの師であるマーシャルの言葉が元だという説が有力:のりお調べ)


[PR]
by ideas_blog | 2017-04-07 02:53 | 開発について(経済開発・社会開発) | Trackback | Comments(0)

イデアス受験で青年海外協力隊の経験は評価されるのか?

こんばんは。トゥルルペです。

イデアス受験を予定されている方で、
青年海外協力隊の経験は、選考で評価されるのかという
質問を受けましたので、分かったことについて書いてみます。

結論から言うと、凄く評価されるようです!(某面接担当官に聞きました)
その理由について、私なりの解釈をすると、
イデアス卒業後に、国際開発援助業界で活躍する意思が強いと
容易に想像できるからだと思います。

ご存知の通り、イデアスは、
国際開発専門家を養成するための学校です。
先生方としては、将来、国際開発専門家として
活躍する強い意思のある人に入学してもらいたいと思っているはずです。
ですから、青年海外協力隊に参加してなお、
イデアスに入学して、国際開発援助を学びたいという人は、
開発専門家として継続して途上国の発展に貢献していく人材であると
認識されるでしょう。結果として、受かりやすくなるということだと思います。

※青年海外協力隊に参加してない人も沢山入学していますので、
※参加していないからといって、気にする必要はありません。

以上、トゥルルペ調査でした。

[PR]
by ideas_blog | 2017-02-16 10:09 | 開発について(経済開発・社会開発) | Trackback | Comments(0)

国際協力/途上国開発の専門家を養成するアジア経済研究所開発スクール(IDEAS/イデアス)の生活を綴ったブログです。授業の様子や大学院・進路・奨学金情報をお届けします。IDEASの公式ホームページはこちら(http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas )海浜幕張駅から徒歩10分、見学も可能です。


by IDEAS_student_blog
プロフィールを見る