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世界の学窓から 〜イギリス・レディング大学〜

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--*--*--*--*--今回はイギリス・レディング大学に留学された先輩の寄稿です--*--*--*--*--
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初めまして、イデアス26期生のタネ子です。

27期生から声をかけていただいたので、私の留学先であるイギリスのReading大学(リーディングかと思いきや「レディング」と呼びます)について紹介させていただきます。
コース名は、MSc Agriculture and Developmentです。

まず初めに、農業分野の大学ランキングを見ますと、世界1位はオランダのWageningen大学、また上位校はアメリカの大学で占められています。(2017年、参考:https://www.topuniversities.com/university-rankings/university-subject-rankings/2017/agriculture-forestry)しかし私にとって重要な要素は、農業開発学であること、1年で修士号が取得できること、アフリカ農業が学べることであり、これら全てを満たす大学がReading大学でした。またReading大学が、イギリスの農業分野で1位であると評価されていることも大きな決め手になりました。同様のコースとして、East Anglia大学のMA Agriculture and Rural Developmentも検討しました。実際にイギリスでそのコースの学生と話す機会がありましたが、こちらでは開発学を幅広く履修できるコース構成になっており、農業だけに限らず広く学びたい方に向いているコースだと思いました。

大学は、Reading駅からバスで約20~30分の所に位置しています。またReading駅からロンドンの中心部やオックスフォード(地図左上)までは約30分~40分かかります。Readingはロンドンのような都会ではなく、また古い建物も多くのんびりしています。

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キャンパス内は大自然に溢れていてとても広大で、端から端まで徒歩約30分かかります。特に私が通っていたAgriculture棟はキャンパスの中でも外れた場所にあり、学食などがある中心部に行くためにはガチョウや白鳥がたくさんいる湖を通るか森を抜ける必要があります。キャンパス内の広大な芝生や庭園はいつも綺麗に手入れされていますし、特に春の桜や水仙は規模が大きくとても見事でした。


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Reading大学の農業分野修士課程には、私の専攻以外に農業経済、食料安全保障、気候変動といったコースがありますが、全体的にアフリカからの学生が多いです。また政府関係者や職業経験がある学生がほとんどです。私の代はネイティブが少なく、みんな独特のアクセントで話すので、私にとっては積極的に話せる環境にありました。私の専攻であるAgriculture and Developmentのコースでは、熱帯地域(特にアフリカ)の多様な農業形態をいかに理解するか(政治的、経済的、社会的、環境的、文化的視点から)、持続可能な農業開発とは、そして農業に関わる諸問題(緑の革命、遺伝子組み換え、気候変動など)といった科目が必修です。そうした座学に限らず、種子の発芽実験や数多くの大学内外の研究施設訪問、農家訪問などもあるため、実践的に学ぶことができました。

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食に関しては、大学内の食堂はフィッシュ&チップスや定番のイタリアン料理等で飽きるかもしれませんが、具材が選べるホットサンドや焼きそばがおいしいです。Korean Marketがあるので、日本食が恋しくなった時はキンパ(韓国風海苔巻き)や韓国海苔を食べています。大学からバス約20分で大型ショッピングモールがあり、レストランも充実しているため、週末はそこで過ごすことが多いです。またその間にスーパーやコンビニも多数あります。キャンパスが広いこともあり、自転車を利用している学生が多いですが、盗難被害もとても多いので、ケチらず頑丈な鍵を買う必要があります。

最後の課題である修士論文の要約が5月下旬には終わり(テストは5月上旬で全て終了※選択科目によっては下旬まで)、その後は8月末締め切りの修士論文執筆に専念しています。この1年を振り返ると、講義が始まった9月や10月は課題も少なく比較的のんびり過ごせましたが、特に年明けからは課題の締め切りラッシュや施設訪問等で「いっぱいいっぱいだ!」と思っているうちに一瞬で時が流れました。

後輩のみなさんが有意義な時を過ごせますように!




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by ideas_blog | 2017-07-30 11:28 | IDEASの先生・先輩の寄稿など | Trackback | Comments(0)

開発協力大綱を読む

こんにちは。MEJIKARAです。真夏日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

開発協力大綱を精読し、他のイデアス生とディスカッションしてみました。最新の開発協力大綱は平成27年(2015年)に出ているものですが、最初のODA大綱は、平成4年にでています。約20年間もの歴史があるということですね。

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平成4年度版と平成27年度を比べてみると色々面白いことがわかります。分量もだいぶ変わっていますが、中身も変わっています。ODAの原資は国民の税金であることから、国民の理解を得るための努力が必要と記載されており、その内容が平成27年度版では、色濃く反映されているような書き方になっていると思います。



この20年間で、開発の中で民間の果たす役割が変わってきたということもわかります。ビジネスを通じた開発やNGOの果たす役割も注目されているということだと思います。ビジネスを通じた開発は良い側面だけでなく負の側面もあるので、どのように今後規制を図っていくのが鍵になると思いました。

ODA大綱は日本の国際援助へのスタンスと方向性を表すものなので、是非みなさんも一度読んでみてくださいね!







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by ideas_blog | 2017-07-28 12:43 | 開発について(経済開発/社会開発)

気鋭の開発経済学者 エステル・デュフロ

みなさま、こんにちは タロウです。
ある開発経済学者について紹介します。
紹介したいのはエステル・デュフロさんというフランス人女性です。
まだ、若いですが、
ジョン・ベイツ・クラークメダル」[40歳以下で最高のアメリカの経済学者(MIT在籍)に授与]をはじめ、軒並み有名な賞を取っており、TED(こちらから)にも2010年から登場しています。

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しかし、プレゼンテーションは正直そこまで上手くないので、書籍の方が圧倒的に面白いです。

その最新(2017,7月当時)の書籍が「貧困と闘う知」です。

「限られた資金で子供の教育を改善するにはどうするか?」
「出勤してこない教師や看護師にどう対応するか?」
「マイクロファイナンスは本当に貧困を救う魔法の処方箋か?」
「どうやって汚職と闘うか?」

教育・医療・金融・ガバナンスの最新の研究成果について、元々は医学の実験で使われていた「ランダム化比較試験(RCT)」を開発の世界に大胆に取り入れ、感覚や思い込みではなく、本当に効果を達成するための具体的な手法・政策を実践から導いています。
時間が無い人はTEDからご覧になって見てください。
本はIDEASに置いていきます。

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by ideas_blog | 2017-07-26 18:04 | 書籍(動画)紹介・参考書籍 | Trackback | Comments(0)

神田外語大学の図書館

こんにちは。MEJIKARAです。暑いですね。
特に最近は、非常に暑いので、土日に冷房のかかっていないIDEASにいると熱中症になるのではないかと思う程です。
そこで、アジ研の図書館が使えないときには、神田外語大学の図書館を使うのも一案です。

アジ研の近く(徒歩10分くらい)には、神田外語大学という大学があります。神田外語大学の図書館とアジ研の図書館は相互利用ができるようになっています。
神田外語大学の図書館は、土曜日もあいていることが多いので、アジ研図書館が休みの第2、第4土曜日などはこちらを有効活用すると勉強に集中できるのではと思います。

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ちなみに神田外語大学の図書館は、かなり外装が凝っていて、さらに内装もかっこいいです。図書館の中に木とか生えています。机やイスもかなりポップな感じです。さらに、グループワークをするための部屋があったりして、大学!って感じです。ちなみに大学生が使う図書館ということもあり、アジ研の図書館とは違ったバラエティの本へアクセスすることができます。
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IDEASが寒いとき、暑いときは神田外語大学の図書館を利用してみてはいかがでしょうか。

今日はここまで〜



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by ideas_blog | 2017-07-25 19:04 | 学校生活_その他 | Trackback | Comments(0)

とても便利なILL

こんにちはMEJIKARA です。

アジア経済研究所の図書館は専門図書が多く、入門書は少ないです。つまるところ、政治学や社会学の入門書はあまりありません。また、日本語の本もそんなに多くはありません...。

そこで、アジア経済研究所の図書館の、ILLというシステムを使い、他の図書館から本を借りることができます。IDEAS生はこのサービスを無料で利用することができます。

ILLはinterlibrary loanという言葉の略です。私も、在学中は、このシステムを使いたいしました。借りられる期間は少し短くなるのですが、このシステムを使うとアジア経済研究所の図書館になくても、様々な本が借りられます。

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ぜひみなさんもイデアスに入られたら活用してみてください!詳しくは、学期が始まったら図書館の方からのオリエンテーションがあるのでそこで学ぶことができます!
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by ideas_blog | 2017-07-23 19:01 | 学校生活_その他 | Trackback | Comments(0)

卒業旅行(千葉)

こんにちは。MEJIKARAです。海の日の休日を使って、卒業旅行?というか、マルガリン酸や河津さん、そしてのりおさんと4人で旅行に行ってきました。

旅程は九十九里浜と銚子を車でドライブするというもので、久しぶりに海に行ってきました。実はMEJIKARAは千葉をきちんと旅行するのは初めてで、今回初九十九里浜・銚子でした。銚子はジオパークとしても認定されていて、素敵な景色や一風変わった景色が楽しめるのでお勧めです!

7月の下旬でとても気温は高かったのですが、九十九里浜の海に足を突っ込むと、意外にもとても冷たかったです。九十九里浜では、多くのサーファーが海でよい波が来るのを待っていました。(ボディースーツ着ると温かいんですかね?)


銚子は漁港としても有名なので、イワシ・ヒラメなどなどの美味しい魚料理を食べることができました。その後は、本州最東端の犬吠埼の灯台にもいってきました。灯台は上まで99段の階段(九十九里にちなんでる?)で上ることができて、非常に景色のよい眺めで回りを見渡すことができます。(なお、メジカラは、高所恐怖症のため、展望台での滞在時間は1分位で撤退←)

いろんな展示もされているので、灯台の役割、灯台の歴史、灯台で暮らす人々の生活など、とても面白かったです。現在はGPS機能が進歩しているので、果たす役割は以前と比べて縮小傾向にあるようですが、景色や歴史の一部として連綿と受け継がれていくのだろうなと思います。

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銚子からすぐの屏風ヶ浦では、断崖絶壁となっていて、海に面している地層をみることができます。別に地学とかとっていなかったのですが、断層や地層をみるとなんかドキドキしますね。(ぜひ皆さんも訪れてみてください!)

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旅行から帰ってきて、あーイデアスも本当に卒業してしまったんだなと思いました。今週また一人二人と世界のどこかへ渡航していきます。みんなバラバラになっちゃうんだなーと思うと、なんかさみしい気持ちになりました!

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by ideas_blog | 2017-07-21 20:55 | Trackback | Comments(0)

大学院の応募に、留学エージェントは使うべきか

のりおです。暑いです。
アンジュさんが爽やかな夏のイギリスを満喫しているようで羨ましい限りです。私はだんだん寒くなるときにイギリスにつき、だんだん気持ちよくなる季節に去るのかと思うと.....くやしい。

という個人的なフラストレーションは置いておいて。

留学準備の時に、エッセイ添削やオンライン情報登録のためにエージェントを使うかどうかのお話をしたいと思います。
わたしは使ってないので、同期にどんなもんかアンケートをとってみました。

結果、今期9人のIDEAS生のうち、エージェントを利用していたのは

SIUK 2人
BEO 2人
BEO申し込んだけど活用してない人 1人

でした。
あとのひとは、自力。わたしの感覚では、イデアス生は自力でも、けっこういけます。


beoとSIUKを比較してみた、とあるイデアス生によると、
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beo登録したものの、ほとんど何のサービスも利用せずに、結局個別に出願しました。サセックスに関してはオンライン出願がスムーズだし、個別に出した方が楽でスムーズだったように感じます。
きちんとリズムに乗ってしっかり準備していきたい場合にはbeo使うのもいいと思うけれど、結果的に私には不要だったかも…と、何のサービスも使わずに終えてしまったので思います。
英語添削(これも利用しなかったが)も1回だけとかだし、知人添削とかしてもらえる環境にあれば不要、特にイデアスに来れば、先生・仲間にみてもらえたり環境整ってるので、エージェント使わなくても問題ない度は高いかも…と感じました。
よりbeoの方が面倒見が良いということを前の先輩からも聞いたけれど、PS&推薦書準備シート?に関しては、siukの方が分かりやすく参考になりました。推薦書は自分で下書きするのが、実態としては一般的であるけれど、beoではそれを厳禁としていた。siukでは実態に即した意見?のようで、それも良いと思いました。(推薦書の書き方説明みたいのがあったような。beoは必ず推薦者に書いてもらうよう一点張りで説明シートとかなかった)

総括: イデアスの中で、1人siuk、1人beo 登録して、あとは情報シェアすれば充分かも…
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また、beoをがっつり使った他の人のレビューは..
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・出願までのサービスは2万円のデポジットで、beoを通して出願してオファーをもらったところに進学すれば返金される。(返金規定を見てたら、時期が狭くて、気をつけなければならない)
・サービス内容としては、出願代行(出願数が多い人は楽になるかも)、大学への問い合わせ仲介(日本語で担当に質問すれば聞いてくれる)、メンバー限定のセミナー(PSの書き方、大学の体験講義など)、メンバーサイトの各種情報(PSや推薦状の見本(進学方面、学生/社会人別でかなり多い)、渡航前準備ガイドなど)など。
・ビザ申請サポートは出願サービスを使ってれば3万円、使ってなければ5万円。申請フォームの記入方法、添付書類の用意の仕方を教えてくれるらしい。今回は利用しなかった。
・出願サービスは、使うと大学側に登録されるメールアドレスがすべてbeoのアドレスになるので、こっちは転送してもらうことになる。ただし、大学からの連絡はおそらく基本平日だが、担当者の休みは土日とは限らないので、転送が数日遅れることはしょっちゅう。こちらが出したメールへのレスポンスも基本翌~翌々営業日。
・大学の公式メールしか転送しないことになってるそうで、例えばOB会からのメールが転送されないなんてこともあった。
・英語で大学に問い合わせるのに自信がない人、出願数多めの予定の人(PSの英語の確認 [内容にアドバイスはくれない] は1校だが出願手続きは制限なし)、スケジュール管理されたい(締め切りを誰かに設定されたい)人、セミナーや文例なんかで情報を集めたい人は利用価値あり。そうでないなら不要というのが所感。
・オファーをもらった後、あれやこれや(学費の請求先、プリセッショナルについて)大学に確認してもらったので、自分としては、利用価値はあったと判断しています。
・オファーをもらって進学決まっても(つまりbeoへのキックバックが確定しても)、プリセッショナル(*大学院本コース前の英語語学コース) についてきちんと対応してくれたので、まあきちんとしてるかな。
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だそうです。

留学先決定後、留学先大学の同窓会主催のオリエンテーションで出会った他大学の方は、あまりにも研究が忙しすぎて、エージェントが重宝したと言っていました。
自分にとってどれくらいの助けになるか・時間短縮になるか、きちんと検討した上で自分に必要そうであれば、申込すればよいと思います。

以上、参考になれば幸いです。



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by ideas_blog | 2017-07-20 15:03 | 留学準備・奨学金・ビザ申請 | Trackback | Comments(0)

世界の学窓から~オランダ編~

(今回は、イデアス26期卒の先輩、「Lyca」さんによる寄稿です!)

こんにちは。イデアス26期卒、現在オランダ・ハーグ在住のLycaです。27期生よりお誘いいただき、日本ではあまり知られていない留学先、オランダ・ハーグにあるISSという大学院について、この場をお借りして紹介させていただきます。

ISS(International Institute of Social Studies:社会科学大学院大学)はエラスムス大学の傘下にある大学院で、四年制大学の機能はなく、修士と博士課程のみで運営しています。ここでは、ISSの大きな特徴を三つ紹介いたします。

[特徴その1:ユニークなプログラム]
1つ目の大きな特徴は、独特なコースプログラムです。ISS修士生は全員が開発学修士(MA in Development Studies)という肩書となりますが、その中で5つの専攻から自分の専門を1つ選びます。私は人権・ジェンダー・紛争のコース(正式にはHuman Rights, Gender and Conflict Studies: Social Justice Perspectives)に所属していますが、他には農業、ガバナンス、経済、社会ポリシーのコースがあります。また1年4か月というプログラム日程もユニークな特徴の一つです。9月に始まり翌年12月に修了となりますが、9月~12月は新旧の学生が在籍するので、先輩から授業やオランダ・ハーグの情報などを得ることができ、個人的にはとても有益だと思います。プログラムは全部で4タームあり、始めに経済・政治・社会学と開発の基礎コースをとり、その後専攻毎に分かれて専門的な授業に入ります。授業はすべて英語で行われます。1ターム3~4か月で、授業毎に2,3つのリーディングを予習し、授業内でディスカッションやプレゼンテーションを行います。1~3タームで授業及び課題があり、各授業のレポートや筆記テストがあります。4ターム目は修士論文の執筆期間となります。

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[ISS校舎。手前に運河があり、人々は運河沿いのベンチでくつろいだりしています。]

[その2:修士生のほとんどが留学生]
2つ目の特徴は、私の同期は全体で170名強ほどですが、その多くがアジア、アフリカ、中南米等の途上国から来ているという点です。ヨーロッパ、北米、東アジア(日本、中国、韓国)からの学生は少数派です。ISSに来る学生は開発途上国出身や開発現場で働いた経験がある人がほとんどなので、授業や講師からだけでなく、学生同士から学べることも非常に多いと思います。また、非英語圏の国からきている学生も多く、違う言語を学べる機会や、英語にまつわる悩みを共有し、励まし合える関係もできました。また、ISS主催で各国の料理や文化を発表する異文化交流の場もあり、多様な文化に触れる機会が多くあります。

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[MA2016-17期生:オランダ一日観光がプログラムに組み込まれてあり、風車と運河で有名な観光地を回ったりします。人が多すぎて後ろの風車が全然写ってない…]

[その3:ハーグの街全体がキャンパス!]
エラスムス大学本部はロッテルダムという都市にありますが、ISSは本部とは別で、独自にハーグで運営しています。前述の通りISSは修士と博士課程のみのプログラムであり、「大学」といって想像するような広大なキャンパスはなく、実は5階建ての建物一つで運営しています(一枚目の写真)。私が最初に訪れた時は、イメージとは全く違う“キャンパス”に少しショックを受けました(笑)。しかしながら、ハーグはオランダ第三の都市ではあるものの、オランダ王宮や各国大使館、国連や国際機関などの重要な機能を多く有する国際的な都市です。ハーグ市内で行われる国際的なイベントやピースフォーラムなど、ISSの外でも開発や平和についてのイベントに参加できるのもハーグに住む魅力の一つです。その中で、ISSの建物はオランダ王宮の真向かいに位置し、ハーグ中心地に徒歩10分、中央駅へも徒歩20分程という環境にあり、ハーグ全体がキャンパスといっても過言ではないほどの立地です。また、学生寮はISSの隣、徒歩2分の場所にあり、住環境は非常に整っています。個人的な感想ですが、首都や大都市の喧騒はなく、ハーグには古き良き建物、おおらかで落ち着いたオランダの人々と生活があり、とても住みやすい環境だと思います。

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[ISSから徒歩5分の所にある平和宮(Peace Palace)。国際司法裁判所(ICJ)等が入っています。]

また、ここで一つオランダ留学の予備知識ですが、オランダは「ビザの事前申請が不要」なのです。オランダに住み始めた後、大学の案内で市役所・移民局に手続きに行けば、定住許可書を発行してもらえます(2017年7月現在)。一般的な留学手続きで必要なビザ申請の手続きや支払いが省けたので、個人的にはとても助かりました。以上、オランダ・ISSの特徴を3つ挙げました。コースや授業内容は長くなるためここでは割愛させていただきましたが、もしご興味のある方は遠慮なくコメント等いただければと思います。日本で行われる留学フェアや留学エージェンシーなどの多くはオランダの大学院はあまり扱われず情報を得ることは難しいかもしれませんが、大学院選びに悩んでいる方はぜひ参考にいただければ幸いです。


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by ideas_blog | 2017-07-19 20:13 | IDEASの先生・先輩の寄稿など | Trackback | Comments(0)

修了式後のイデアス滞在 & エコツアー/リサイクル工場見学について

のりおです。
もう授業は全て終わって、修了式すらおわっているんですが、私はイデアスのIDが切れる今月末まで幕張に滞在することにしました。しかし修了式が終わって半数以上の人たちがもう机を片付けて跡形もなく去ってしまい、なんだか寂しくなってしまいました。あと1週間で渡英、という人も複数います。大学院が始まる9月まで日本にいる人たちは、仕事だったり勉強だったり筋トレだったり,,,に励むようです。私は、というと、ちょっと久しぶりにどこか海外を流浪しようと思っています。

あ、そうだ。IDEAS28期3人、あと見学者(!)1人の方が修了式にきていらっしゃいました。ありがとうございます^^
修了式のときに、「のりおさん、どなたですか?」とMEJIKARAに聞いたという28期生の方。本人気づきませんで、失礼いたしました。懇親会の時は、あわあわしていて、変な動きしてたかもしれない...。


さてさて。本題なんですが。
ずいぶん前の記事で、イデアスの授業以外のイベントをざっとリストアップしました。
今回はその時に紹介仕切れてない出来事をば。
環境をご専門にするアジ研の先生の手配で、日帰りで「エコツアー」に行きました。要は、環境対策の施設の見学です。これは、まだ外国人研修生がいるころの話です。何月だったかな...

研修には、ほかに農業研修、工業研修?(そういう名前ではありませんでしたが、)があります。しかし私の中ではこの環境ツアーが一番興味深かったので、これを紹介してみます。
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このヘルメットをかぶった写真を撮ったのは、家電のリサイクル業者の工場前。中で冷蔵庫や洗濯機が人力で解体されていました。HDDも、仕分けされ、粉砕されてレアメタルが回収されていました、人力で。

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解体工場や廃品回収場の中をみるのは私も初めてで、興味深かったです。小中学校のときは、何かを「作る」工場の見学にしか行きませんでしたから....社会のこういう再利用や処理を担う側面を見るのもとっても大事です。

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あと、純粋に工場ってなんだかワクワクします。パイプが縦横無尽に走り、何かを吸い上げて運ぶ音がする。ゴミ処理施設やリサイクルセンターって、働いている人でないと入る機会などついぞない感じの場所なのですが自分の生活には密接に関わっているはずで、お仕事中に案内してくださり写真も許可してくださったそれぞれの企業、行政の方に感謝です。

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その他、ゴミ焼却場で、大きなゴミ収集ピットを見たり。日本のゴミ処理能力は外国人研修生にもわたしたち日本人研修生にも興味深いものでした。同時通訳を介して、たくさんの質問が飛び交っていました。名刺交換もしていました。経済金融投資系の省庁以外に、大統領府?の所属の研修生もいたので、そういう人は、こういうゴミ対策なんかの仕事もするらしいです。
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この研修ツアーは、東京近郊の施設のみだったので日帰りバス移動でした。他の行政区間なんかではまたリサイクルの方法もちがうだろうし、どうなっているのだろう。上水・下水についても知れたらよかったかなと思います。イデアス事務局に提出するアンケートにこれらのことを書いた気がするので、また研修ツアーがよりよくなったらいいなと思います。


今日は、こんな感じです。
また、書きそびれていることがあったら、思い出し次第書きますね。

では。






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by ideas_blog | 2017-07-17 10:05 | 学校生活_その他 | Trackback | Comments(0)

UKVIとの闘い(2): イギリス学生ビザ(Tier4)東京のビザセンターでの書類提出

のりおです。東京・新橋のビザセンターに行ってきました。無駄に詳細に報告してみます。

予約は、朝8:30。それしか選択肢が残っていなかった...。けっこう朝早くてきつかったです。満員電車も....
まあ、仕事に行く前に出せるタイミングなので、平日お仕事休むのが大変な方にはいいですね。

オフィスはビルの4階。意外と小さいです。最初に名前を伝え、appointment confirmationを見せ(べつにバーコード読み取りとかされなかった...)荷物検査を受けて、待合室へ。

ビザセンターでは写真が禁止でした。ですので軽くスケッチしたのを載せます。
まあ、正直無機質なオフィスなので、別に描くものはなかったです←
この絵の右下に当たるところあたりに、Priorityサービスを頼んだ人用の椅子があります。"priority"ってかいてあります。露骨です。

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待合室にはいり、そこで書類を並べます。
仕切り紙、っていうのが、前回載せたこのpdfの中にあるバーコードつきの紙で、提出書類を、種類ごとに仕分けしてこの紙を間に挟む必要がありました。こういうの↓です。

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この紙は、ビザセンター内のラックに置いてあるので、印刷していく必要はなかったです。ただ、どの仕切り紙がどの書類用なのかは事前に確認しておくと良いでしょう。「Tuberculosis (TB) Certificate?? Appendix II.....?自分に関係ある?」ってならないように。

私がビザセンターに行った時、実は携帯が壊れていて調べられず、センター内でPCは禁止されていたのでセンターを一度出て、ビルのロビーで座り込んでPC開いて調べる羽目になりました...(これは自業自得ですが)

それから、Document Checklist というのをカウンターで渡されますので、それをみて、自分がオリジナル(パスポートとか)持ってきたか、コピーもってきたか(PCデータの印刷も含む)チェックします。あらかじめ何がいるか知っておくには、ここを見てください。

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ちなみに書類の整理を担当者にお願いすると、お金取られます。笑 仕切り紙のタイトルの意味が不明瞭だからといって質問も受け付けてもらえませんでした^p^
他にも様々な有料サービスがあります。SMSで進捗を教えてくれるものくらいは押さえておいてもいいかもしれません。(なぜメールでなくSMSなんだろうか)
あ、photograph serviceとありますが、そもそも写真持っていかなくてもいい人も多いと思うので、自分は写真持っていく必要があるか把握しておくと良いかと。

あ(再)、パスポートの顔写真ページをA4用紙にコピーしたものも持って行った方が良いです。(紙はどれもかならずA4)ビザの引き換えにこれ持ってきてくださいね、ってレシートをもらうんですけど、わたしはそれをパスポートコピーに貼られて、「じゃ、メールで通知がきたら、このセット持ってきてください」っていわれました。

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それが終わるとセンター内の小部屋の前で番号札をとり、指紋スキャンと写真撮影をします。いたって普通です。
私はというと、「顎下げすぎです」と3回くらい写真の撮り直しをされました...(撮られるのはとても苦手)

そんなこんなでだいたい30分くらいで全ての行程が終わりました。朝早かったからかな。私がセンターに着いた時には2人しか人がいなかったのに、その後続々と申請者が来てました(ほとんどみんな、若い。留学かな? )

とりあえず。以上です。
どなたかの参考になれば幸いです。








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by ideas_blog | 2017-07-16 20:49 | 留学準備・奨学金・ビザ申請 | Trackback | Comments(0)

国際協力/途上国開発の専門家を養成するアジア経済研究所開発スクール(IDEAS/イデアス)27期日本人研修生(2016-2017)の生活を綴ったブログです。授業の様子や大学院・進路・奨学金情報をお届けします。IDEASの公式ホームページはこちら(http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas )海浜幕張駅から徒歩10分、見学も可能です。


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