元・国連世界食糧計画(WFP)忍足謙朗さんのご講義

のりおです。
イデアスに行くときの道のりで、桜は綺麗なんですが、向かい風が強すぎて難儀している今日この頃です。


先日、元国連世界食糧計画(WFP)の忍足謙朗さんがアジ研開発スクールに講義に来てくださいました。
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WFPのアジア地域局長として勤め上げた忍足さんのことは、この業界の日本人の方は少なくとも名前は聞いたことがあるかと思います。

今回の講義では、フィリピンで起こった超大型台風ハイヤンによる被害への緊急支援の事例からWFPの仕事について、また忍足さんの信念についてご教授いただきました。
国連機関の機能や意思決定方法やリーダーシップについて直に経験してきた方から聞けるという実りある時間でした。

さらに、今現在進行形でWFPが緊急支援オペレーションをやってる南スーダン、ナイジェリア北部、イエメン、ソマリアの現状を知って愕然としました。意識して情報収集しているつもりでも、知らないことだらけです..。



講義の後、イデアス生一同+山形先生で食事もご一緒させていただきました。国連を目指す同期は、30年国連機関で勤め上げた方が目の前にいるのですから、一生懸命質問をします。

そういえば、このとき聞いた忍足さんのかいくぐってきた紛争地帯の話も相当だった...。
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"国連WFPで「レジェンド」とも呼ばれ、部下たちに愛されてきた"忍足さん。(出典:WFP日本 facebook)
名将、というと豪胆なイメージですし、忍足さんがWFPで行ってきた決断を聞いていると、型破りなものばかりなのですが、ご本人を目の前にすると、非常に冷静沈着で思慮深い方だという印象を受けました。様々な可能性を熟考した上でルールより重要なことがあると、それを思い切って判断されてきたのでしょう。

講義の終わりに、大事にしてきた判断基準として
Do Things Rightよりも、Do the Right Things 、という言葉をおっしゃられていました。
必要があれば、ルールも破る。というやり方の裏にはこういう信念があったのですね。

様々な記事やテレビ番組にも取材されている御人なので、興味がある読者の方は以下リンクからどうぞ。

[参考]
忍足謙朗さんインタビュー記事(国連フォーラム)
忍足謙朗さんインタビュー記事(WFPニュース)
プロフェッショナル仕事の流儀(NHK)放送紹介





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# by ideas_blog | 2017-04-10 12:02 | 学校生活_授業 | Trackback | Comments(0)

きつかったTOEFL100点超え

トゥルルペです。

大学院出願する上で必要なTOEFL100点超えが

とっても大変だったので、費やした時間や費用の視点で

簡単に書いてみたいと思います。


ちなみに、イデアス多数派のIELTSではなく、TOEFLで勝負した理由は以下の通りです。

・留学先はイギリスになりましたが、当初はアメリカも視野に入れていたこと

・コンピュータ相手で対策がしやすいと感じたこと

・合計拘束時間が5時間弱でIELTSより短く、手っ取り早く受験できること


初めて受験したのは、2016年4月で、

試験の傾向を把握するくらいの気持ちで受けたところ、74点でした。

そして、なんとリスニングが30点中9点しか取れず、若干ショックでした。


青年海外協力隊から帰国してすぐ、

2016年7月初旬にもう一度受けたところ、85点に上がり、少しずつ改善していきました。


8月下旬に受けて、94点を叩き出し、これは何とかなる!と思ってからが大変で、

9月10月と立て続けに4回受験するも、100点を超えることはなく、

メンタル的に苦しい時期が続きます。


結局、ラストチャンスと決めていた11月下旬に、やっと102点を獲得し、

TOEFLとの格闘を終了することができました。


受験回数は計10回、結構な費用がかかりましたが、

入学前にプリセッショナルとして1、2ヶ月語学勉強を大学側から課されるよりは

良かったのかなと感じています。


本当、みんな言いますが、

英語は事前にしっかり勉強しておいたほうが良いと思いました。


それでは、また



参考:
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出典:http://ieltsnavi.com


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# by ideas_blog | 2017-04-09 19:30 | 留学準備 | Trackback | Comments(0)

イデアスを選んだ理由~8人目~

みなさま初めまして、タロウです。




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私は紛争解決・平和構築を志望していて、前職ではファンドレイジングと広報を通じて難民の方達への支援に携わっていたのですが、どうせなら根本的に紛争を無くしたいという青臭い理由で留学を考え、こちらに来ました。

まず、最初に結論から申し上げると、IDEASに入って本当に良かったと思います。

私がIDEASを志望した理由の一つ目が、研究者の方々から講義を受けられることです。
アジ研は地域研究や経済開発系の研究に強いイメージがありますが、実は人道・人権分野でもすごい研究者の方が多くいます。また、BOPビジネスをはじめとしてソーシャルビジネスに取り組む研究者やプロジェクトもあり、本当に幅広くかつ質の高い研究が行われてます。(しかもかなり安い授業料です。)

二つ目が世界中の途上国からくる日本に関心がある若手の官僚の留学生と共に勉強ができること。そして最後が、やはり留学の実績が圧倒的なことです。あと、皆様にお伝えしたいのが、外国人留学生も含め、このIDEAS自体の人的なネットワークが卒業してからもとても大きいです。

留学を本気で考えている人は、IDEASに行かず、直接留学をしようかどうか考えている人もいると思います。IDEASには約10ヶ月いることになるわけですが、少なくとも私にとっては遠回りになるどころか、確実に為になりました。ダメ元でも、IDEASを受験して本当に良かったと思います。

関心がある方はどなたでも大歓迎なのですが、毎年、紛争解決や平和構築系志望の学生が一人か、多くて二人なので、この分野を目指したい人に来て頂けると、個人的にはとても嬉しいです。私は、前職はNGOですが、IDEASに通う上では、経歴はあまり関係ないと思います。むしろ今まで違う畑で仕事をしていたけれど、国際協力に関わりたいと本気で志望する人のための場所ではないかと個人的には思います。


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# by ideas_blog | 2017-04-08 15:30 | IDEAS受験 | Trackback | Comments(0)

情緒と構造的な視点、暖かい心と冷静な頭脳

のりおですこんばんは。

夜中のテンションで書いちゃいますが、さっきツイッターで#Idlibタグをみて、凹んでいます。(*シリアの化学兵器テロの起こった地名。72名ほどがなくなったという現地報道があります。日本のメディアでは決して流されない写真がざくざくでてくるので、「閲覧注意」です。)

今現在地球上でこんなことが起こっているなんて、自分の日常と乖離しすぎていて、また辛い。関連して調べた紛争地ダルフールやイエメンの現状も散々なもので、こういうものをみて落ち込むのはむしろ日常生活を送るのに邪魔なんじゃないかと思ってしまうほどです。

わたしは、開発の業界に意見が届きにくい少数民族や山間地域の声も汲み取れるようになろうと、修士過程で開発人類学をやろうと思っています。一方、物事を合理的に分析したり構造からとらえるのはなかなか苦手です。

自分に関係ないところで起こっていることも、ニュースを見ると辛いと思える感性を持っていて良かった、自分は恵まれていると感じます。共感や想像力は、身近なところから広がって世の中を少し良くすると思っているからです。そしてその結果、自分の環境を良くすることにつながって、自分の幸せに結びつく。

でもこの辛さを、物事を能動的に変えようとするための原動力にするには努力がいるとも思っていて。『「自分には何かができる」と思う』鍛錬、が。さもないと、ヘタレで打ちのめされやすいわたしは、すぐ目をそむけてしまうし、精神力が持たないと、組織に飛び込んでも結局迷惑をかけてしまうと思うのです。
自分に何かができると思えるには、日々の勉学と思考を鍛えるしかないのですよね、多分...。(あと、筋トレ、かな...)

本が友達というくらい文学少女だったわたしは、共感力だけ超敏感に発達させて育ってしまいました。それで、しばらく「嫌なことばかり起きる世界で生きるの、つらい...」と世の中の出来事に目を背けることに必死になっていましたが、この年になってイデアスにきて経済学や統計学を学んで、社会の総合的な傾向、人々の合理的な判断を分析することの重要さを学びました。そうしたら少しは情緒を差し置いて冷静な判断ができるようになった気がします。情緒ゼロだったらもちろん問答無用でダメなんですけど、逆に情緒に自分全体を翻弄されて、ずっと落ち込んでいても何も始まらないじゃないですか。

さっきシリアの現状をツイッター見たとき、「ただただ世の中の不条理なニュースみても凹むばかりなので、ちゃんと政治経済学やら地政学も今後勉強せねば」と思いました。
感情を受け止めて、冷静に次やることを考えて動くのって大事だけど結構難しい。
でも、そのバランスが取れているってことは、一番の武器になるんじゃないかなと思うのです。
まだまだ途上ですが、そういう人間性に、少しずつにじり寄ってると信じたい。
自分の知っているひと知らないひと、皆にもっと幸せになってほしいし、わたしの幸せもこの先も続いたらいいと思う。そのための仕事をしたい。

誰かが言っていました。"Warm heart, cool head"って。
ほんと、何するにしても、これに尽きるんじゃないかな。

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(*ちなみに"Warm heart, cool head"は経済学者ケインズの師であるマーシャルの言葉が元だという説が有力:のりお調べ)


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# by ideas_blog | 2017-04-07 02:53 | 開発について(経済開発・社会開発) | Trackback | Comments(0)

恐怖のIELTS(アイエルツ) 前編

ハナです、こんばんは。

私にとってはすっかりトラウマのIELTS(アイエルツ)ですが。。。
もし私のように英語が苦手な人や英語がネックでIDEAS入学、または留学をあきらめようとしている方がいるとしたら…悩む必要ありません!人生なんとかなります!と申し上げたいと思います。こんな私でも最終的にはなんとかなった例をお話しします。

実は、イデアスに入る前まで、人生かれこれ3○年間生きてきましたが、アイエルツなんて単語は聞いたことも見たこともありませんでした。入学し1週間ほどたったころ、同期から「IELTSとは留学に必要な英語のスコアで、トフル(TOEFL)のイギリス版みたいなようなもの」だということを告知されます。

な〜るほど!というわけで、某留学斡旋業者の無料模擬テストをうけにいくと、な、なんと、overall5.0という結果に。。大学院にもよるけれど、イギリスだと基本は6.5以上、アメリカだと7.0は最低必要、との情報を入手した時点で、時はすでに10月。アメリカの大学院は、早い所では12月頭が出願締め切りというのも知ったのもこの時期でした。
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ここから私のIELTSとの戦いが始まります。ネット上にごろごろ転がっている『一カ月で高得点を取る方法』などのブログを参考に、まず過去問テキストをアマゾンで購入。
そして10月下旬の人生はじめてのIELTS試験日。こういう試験をうけるのは何年ぶりのことか…キンチョーしました。結果は、じゃじゃーん!Overall6.5。1回目にしては意外に悪くない!と思った私は甘かった、ここからアイエルツ地獄が始まったのです。

何度うけても6.5.... ライティングがあがったと思ったらスピーキングが下がり、リーディングがあがったらリスニングが下がる、の繰り返しで、結局ずーっと6.5をキープ。アイエルツには奇跡や採点ミスなんて起こらない!!!ある意味、かなり正確に自分の英語の実力を表してるなーと、採点者に感心までしてしまいました。

ちなみに、アイエルツを日本で受けられる団体は3つあり、違う団体で試験を受けたほうが点数が上がるかも~なんてなんの根拠もない噂と奇跡を信じて、別団体でも受験をしてみました。しかし、結果はいつも6.5!アイエルツ、恐るべし!当然のことながら、何度も受験すればその分お金もすごーくかかります。受験料は1回25,380円、心だけでなく、懐までもが痛みます。

当たり前のことですが、できるだけ少ない受験回数でいい点数をとれるよう、事前に準備をすることが大切ですね。私は「次はきっといけるはず」と、楽観的ノリでろくに勉強もせずに受験し続け、無駄な散財をしてしまいました。皆さんは一回で目標点を達成できるよう、がんばってください!

次回に続く。





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# by ideas_blog | 2017-04-05 12:00 | 留学準備 | Trackback | Comments(0)

幕張住む人通う人

花見は3月中に上野公園で一人で嗜む派の河津です。

今回は、IDEAS進学を考えるにあたってちょっと気になった、幕張という微妙な(…)立地について。
もともと都内に職場があって進学する場合、これまでの家から通えるか?東京圏外から来る人にとって、幕張ってどんなとこなの…?



(1)学校の周りはどんなとこ?

アジア経済研究所は、海浜幕張駅から徒歩10分のところにあります。
海浜幕張駅といえば幕張メッセやマリンスタジアムですが、そちらは駅の海(南)側。
アジ研は北側にあります。
駅の北側にちょっと行ったところは、学校が固まっている地区にあたるようで、何にもないのどかなところです。(近くにコンビニがないのが悩み)


(2)統計(n=9)

今期のIDEAS生
都内から通学 5名
幕張近辺に住んで自転車通学 4名


(3)住む


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海浜幕張駅近辺にはタワーマンションしかなくて、学生が住めるところなんてなさそうですが、ちょっと離れると割と住宅街です。自転車組は、自転車で15~20分くらいの場所(最寄り駅で言うと総武線の幕張本郷や幕張、京葉線の検見川浜あたり)に、シェアハウスや単身者用のアパートを見つけて住んでいます。(*シェアハウス利用者は今期2名。続きで入りたい人は紹介できるので相談してくださいね)

千葉は秋冬は雨が少なく、雨が強くて自転車でIDEASに行くのをあきらめた日はほんの数日でした。春になるとちょこちょこ雨が降りますが…バス路線は幕張本郷―海浜幕張間以外はあまり通っていないので、私は雨が降ると歩いています。
ただ、車生活の町なのか、車道が広くて歩道橋を渡らざるを得ない場所が多いのが、ちょっと不便。また、海辺なので風が強いです。暖かい時期は、夕方になると潮の香りが漂います。


(4)通う

通学時間は、1時間から1時間半の間のようです。みんな京葉線の海浜幕張駅を利用。総武線幕張駅や京成線京成幕張駅からは、歩くと30分くらいかかります。が、夜でも街灯のある道なので、アジ研の職員の方の中にはそちらから通っている人もいる模様。


(5)IDEASにどれくらい入り浸るか

授業の時間割は、10:30開始で大半の日は17時に終了します(稀に19時までの日もあります)。
課題は時期にもよりますが結構あり(特に1~2月)。また、大学院に進む人は出願準備や英語の資格試験の勉強もあります。これをIDEASでやるか自宅でやるかで生活スタイルが分かれます。

IDEASでは、自習用のデスクと個人PCが割り当ててもらえます。河津はそこで出願書類を書いたり、自分のノートPCを持ってきて教室で同期とあーでもないこーでもないと言いながら統計の宿題を解いたりして、忙しい時期は最終下校時間(22時)ギリギリまで入り浸る生活です。
一方で、朝早めに来て勉強し、授業が終わったら早めに家に帰る、とか、24時間営業のマックを根城にしている人もいます。

グループプレゼンのようなどうしてもIDEASでやる必要のある課題は2、3回しかないので、通学時間がやや長めでIDEASには長くいられなくてもなんとかなります。Facebookメッセンジャーやメールで連絡を取り合ったりもできるので。


過去には片道2時間の通学を選んだ強者もいるようです。読書がはかどりそうですね。
ではでは。



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# by ideas_blog | 2017-04-03 16:27 | IDEAS生の生態 | Trackback | Comments(0)

大学院進学決定者のこの頃、と来季イデアス学費のお知らせ

こんにちは。MEJIKARAです。

4月にはいりました。IDEASでは徐々に進学先を決定した人々が増えてきました。(私も進学先を3月の終わりごろに決定したので、また別の機会にでもその話を詳しくしたいと思います)

進学先を決定した人で、条件付きの合格だった人は英語の勉強をしたり、アパートや寮探しをしたりしています。私も寮を現在探していて、大学のハウジングオフィスに問い合わせたりしています。アパートに住むか寮に住むかで生活環境はかなり違うと思うので、慎重に検討したいと思います。

再度の告知で恐縮ですが、4月7日にIDEASの説明会を行います↓
来年以降は、授業料が半期194,400円に値下がりしたので、奮ってご応募ください。
(今年度より8万円×2期値下げされています!)

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【説明会開催のお知らせ!】
下記の日程で第28期日本人研修生募集説明会を開催予定です。開発スクール(IDEAS)事務局長の山形辰史がスクール概要、選考等について説明し、また、ご相談も受付いたします。

ご参加希望の方は、件名:【〇月〇日IDEAS説明会】、お名前、ご所属、当日連絡先をご記入の上、各開催日の前日までにgoideas@ide.go.jpまでご連絡下さい。

4月7日(金) 19:00~20:00 JETRO本部※終了後、任意で相談会を開催予定。(東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル
4月14日(金)19:00~20:00 JETRO大阪本部(大阪市中央区安土町2丁目3-13大阪国際ビルディング)

また、開発スクール(IDEAS)では、随時見学を受付けておりますので、ご希望がございましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。
ぜひ、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

問い合わせ先:アジア経済研究所 国際交流・研修室開発スクール(IDEAS)
事務局 TEL:043-299-9562E-mail:goideas@ide.go.jp
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# by ideas_blog | 2017-04-01 19:07 | 留学準備 | Trackback | Comments(0)

ゼミの始まり~修了論文への道~

こんにちは。MEJIKARAです。

後期になり、ゼミが始まりました。イデアスは、後期日本人研修生は、修了論文を書き、発表する必要があります。ガクブルですね。ゼミは例年経済と社会で別れるらしいのですが、27期は経済系の方がいないということもあり、社会ゼミのみとなる予定です。すでに(たくさんの)課題図書がでているので、準備をする必要があります。

社会ゼミは範囲が広く、個人個人でテーマやその分析手法が異なります。したがって、それぞれのテーマが気になります。私も、現在持っている興味分野(グローバリゼーション、移民、労働、アーバナイゼーション等)を整理してテーマ設定を行いたいと思います。後期は7月の上旬で終わりなので、もう残り2ヶ月程ということになります。また、ゼミでは、各人が課題図書を読みプレゼンも行います。課題図書のテーマは、民族とナショナリズム、貧困削減、法整備支援、イノベーション等様々です。

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(課題図書の一部)

個人的には、論文を書くこと自体が非常に重要なプロセスだと思っています。イデアスで論文を書くということを訓練することによって、大学院に進学した後もスムーズにレポート等に応用できると思っています。また、人によっては、進学先でリサーチアシスタント等をすることもあると思うので、このような訓練は貴重な経験だと思います。前期で学んだ様々な手法(例えば、統計学)を使って、説得力のある論文を書くことを目標にしたいと思います。

それでは、また次回~。

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# by ideas_blog | 2017-03-29 17:46 | 学校生活_授業 | Trackback | Comments(0)

ある休日〜草間彌生展〜

こんにちは。MEJIKARAです。

前期と後期の間の休み(とはいっても2日間+土日ぐらいですが)を使って、草間彌生展に行ってきました。有名なのは水玉模様が特徴的な彼女の作品ですが、初期のころの作品も展示されていました。彼女は、87歳らしいのですが、未だに2-3日に1作品ぐらいのペースで作品を作っているそうです。絵を書くことへのパッションが切れることなく、絵を描き続けるということは並大抵の人では出来きないことだと思います。

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また、彼女は活動の幅を絵画だけでなく、詩や歌にも広げています。活動の幅を広げるというのは、新しいことを始めることと等しいと思いますが、常に新しいものに挑戦し続ける勇気をもつことは十条だと思います。私も現在の草間さんぐらいの年齢になっても開発の業界で元気に活躍していれるように、健康に気を付けながら過ごしていたいと思います。

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たくさん歩き、脳内もリフレッシュできて、いい休日になりました。
後期も気を引き締めて頑張ります。
それでは、また次回お会いしましょう。

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# by ideas_blog | 2017-03-27 17:24 | 休日の過ごし方 | Trackback | Comments(0)

日本という国と自分のアイデンティティを顧みる旅 -女二人紀州ぐるり-

のりおです。今回は、休暇の話なので、IDEAS本体の話はでてきません〜悪しからず。

外国人研修生が帰国した直後、数日の休みが私たち日本人研修生にはありました。
そこで、この計画的衛星都市MAKUHARI← から逃げ出すべく、河津さんと私は紀伊半島へ向かいました。
(幕張は野生児には住みづらい。住むためのものは揃っているけれど、生きづらい。)


わたしはもともとインバウンド観光業にもちょっと関わってたので、三重や和歌山というちょっと外国人には来にくい、でも世界遺産がごろごろしている場所には、ツーリズム事業をする側の目線からも興味深々。

名古屋まで新幹線、そこから近鉄でまずは伊勢入りです。
伊勢神宮の、派手さはないけれど美しい鳥居と緑

天気にも恵まれ、伊勢神宮の瑞々しく凛とした空気に癒されるアラサー女性2人。

伊勢神宮は、ちゃんとお参りに来る場所、といいましょうか。ツアー客は少なめ、いても日本人。春休み時期にもかかわらずゆったりしています。あ、「パワースポット」として人気らしく、若い女性は割合多く見かけました。
確かに、霊感も何もない私にとっても、自然音だけの空間や美しい木造建築を神道の歴史とともに楽しむ時間を与えてくれるこの場所は、心に力を取り戻すための精神的養分の泉といってもいいかもしれません。

思えば、日本は「何千年も前に神様がお造りになった国」なんですよね。アメリカにいった時に、建国者がはっきりしていてその人の経歴も明確にわかってしまうことに違和感を抱いたことから、日本という国がむしろ、めちゃくちゃ古くて長い歴史を持っているんだと再認識したのを覚えています。イザナギ・イザナミ・アマテラスオオミカミと、「おお、ここが、かの有名な。」と、うっかりミーハーになってしまうほどの名前が並びます。
お伊勢恋しや参りたや、と江戸時代の庶民が一生に一度の夢として願っただけあります。

ところで、河津さん、日本史にやたらと詳しい...バイトでやってた塾講師の知識、だそうですが。
わたしは、河津さんの説明をふむふむとありがたく聞きながら、食いっぱぐれないように特に豊受大神宮で念入りにお参りしておきました。



それから熊野三山へもいきました。堂々とした大社。商売っ気のない宝物殿にはしれっと国宝がずらり。国宝ってこんなにあっさり置かれていていいものなのか。熊野には、教養ありげな欧州人の姿がちらほら。那智の滝で、読経していた碧眼二人組には、すいませんあなた方にはかないません、と思いました。

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熊野権現造りという屋根の様式がかっこいい。

ここで思い出したのが、父のこと。のりお父は建築が好きで、連れて行ってもらった色々な場所で屋根や柱や天井のつくりについて(子供にとってはやや詳細すぎるほどに)説明してくれていました。でも子供のころの記憶というのは面白いもので、こういう場所にくると、ふと父の声と当時の情景が脳裏に蘇ってくるものです。今思えば、子供扱いしすぎずに自分の知識を伝えてくれていたんだなあ、と感傷に浸って少しほろりとしてしまいます。

..いや、ふつうに父生きてますけどね。

両親が様々なところに連れて行ってくれて様々なことを教えてくれたから、好奇心を殺さずに今まで生きてこれていると改めて感謝しました。
これからも、飽きるほどに、親孝行しよう。


この旅行には、日本の歴史を見るほかに、地方の経済状況・観光や地域おこしの取り組みを見たいという目的もありました。
それで尾鷲と串本という漁業町にも、友人を訪ねて立ち寄りました。

双方とも、過疎化と闘っている町で、「地域おこし協力隊」制度が活用されている場所です。
地域おこし協力隊って、簡単に言ってしまえば青年海外協力隊の国内版。過疎が進む日本の地方に3年を期限として移住した若者が、自分の事業やプロジェクトを持つなどして地域のために活動を行う制度です。知っていましたか?私は、曲がりなりにも大阪という都会の近くで生まれ育ち、その後すぐ幕張に越したので、国内旅行をたくさんし始める前には全然この制度のことは知りませんでした。


JR紀州本線で1時間に1本あるかないかの電車を逃すまいと念入りに時間調整して、尾鷲に到着。
友人の案内で尾鷲近くの九鬼町で地域おこし協力隊の方が地元の方と開いている定食屋 網干場(あばば)で昼食。新鮮なブリをいただきます。九鬼には、もう何年も一軒の飲食店もない状態が続いていたそうです。地域のコミュニティの場を、ということで作られたのがこちらの網干場。
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お刺身定食。奥はブリカマ焼き。その他、定置網でとれた魚をてんぷらやフライでいただくセットもあります。


そこから移動して、本州最南端の串本町も訪問しました。こちらは、昔トルコ船艦が難破した際に村人総出で救出に当たったことから日土友好が深まったということ、近畿大学が世界で初めて成功した養殖マグロの水産場があることで有名です。しかしこちらも過疎化による人口減少と少子高齢化が進み、高齢者人口は41%を超えているとのこと。若い人は和歌山市内や大阪まで出てしまうようです。観光資源は豊富で、町の人たちも明るく頑張っている印象だったのでそんなことはあまり感じなかったのですけどね。この町好きになった。また来られるといいな。

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マグロの完全養殖に成功した近大水産場がある串本町。丸いイケスがマグロのもの。


自分の友人たちに地域おこし協力隊として活動したり、地方に移住する人が増えているので、地方で生きる・地方を盛り立てるっていうことについて考えることが、ままあります。

今、私たちはアジア経済研究所内で、発展途上国の開発=国際社会が協力して途上国の発展を手助けすることについて経済学や社会学の観点から学んでいます。でも今から発展しようとしている国が行き着く先がいわゆる現代日本なんかだったら、それってもしかしたらとても幸せな到着点じゃないかもしれない。日本も、バランスを欠いている部分は本当にたくさんあるわけですから。この間まで外部者の目を借りて日本を見る6ヶ月を過ごしてきたので、日本は色んなところで行き過ぎているなあ、と思うことが多くありました。

どうしたらたくさんの人が幸せになるように発展できるんだろう。
そもそも仕事とは、労働とは何なのか。経済成長とは何のためなのか。どこまでの効率化が善か。目指すべきモデルが見えにくい今の日本では、どう生きるのが幸せなのか。こういう諸々の事は常に思考回路の周りを渦巻いている疑問で。

社会が分業化を進めること、多数の人が利用する機能を都市に集約することは、私たちのアクセスできるものを驚くほどに増やします。でも人間は機械ではないから、ものごとのプロセスの極端な分断は人間の生きる力をどんどん奪ってしまうと私は思います。それは、どんな経済段階の場所でも同じ。

開発途上国で貧困をなくすには、教育や医療へのアクセスを増すには経済成長は必要だけど、安易に人を画一的な労働力として数値化することで奪われることもある。へき地にダムを作ることで、数十万人に電力が供給でき、農地は安定するかもしれないけれど、世界中で数百人しか話すことができなかった言語でしか見られない世界が失われるかもしれない。

成熟経済に移行したからといって仕事や教育の機会や情報やイベントはもちろん都市に集まるけれど、じゃあそこで、灰色の洋服で灰色の表情をして灰色の空の下を生きるのが理想だったのか。

様々な文学や映画やスピーチで偉人たちが何度も何度も呼び起こすテーマですけれど、でもやっぱり私たちは忘れがちです。そして、そういうことを無視した社会はやっぱりどこか病んでいる。

私は開発人類学を志した理由は、そういうところにもあるんですよね、実は。

私は勉学のために都会に住んでいるし、日本の過疎地より途上国のための仕事をしていくのだろうけれど、日本でも外国でもいいから、ゆくゆくは自然のある、自分の手で生活にまつわることを支度できる場所で暮らしたい。最終的に、広い目でみて目指すところに関しては、地方に移住する日本の方々に親近感を感じています。物質的には十分豊かな日本のような国で、なんらかのスキルがあれば地方で生きるというのも経済と生き方両方でほどよくバランスをとる為の選択肢だと思う。
ここに、よりよい途上国開発のヒントもあるんではなかろうか。まあ地理的に気候的に恵まれすぎている日本だからできることってすごく多いんでしょうけどねえ。日々疑問にぶち当たります。

たとえ休暇中であっても、こんなことを考えてしまっていました。。
都会育ち、転勤族の河津さんにとってもいろいろ思うところがあったらしく、いろいろ議論することができました。
真剣に議論ができる友人って、いいな。


と、なんかずれてしまいましたが、旅はここから和歌山駅まで特急くろしおにのって終着。バスで泥のように眠りながら帰京(帰葉...?)しました。


なんか、ただの旅レポになる予定が、だんだん思考に入って行ってしまって長くなってしまいました。すいません。興奮してしまった。
最後まで読んだ人がいたら、すごい。驚く。

それでは、また書きますね。
お読みいただきありがとうございました。



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# by ideas_blog | 2017-03-22 12:17 | 休日の過ごし方 | Trackback | Comments(0)

アジア経済研究所開発スクール(IDEAS/イデアス)の生活を徒然と綴ったブログです。IDEASの公式ホームページはこちら(http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas) 海浜幕張駅から徒歩10分、見学も可能です。


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