タグ:映画 ( 2 ) タグの人気記事

映画から現在進行形の世界の問題を考える。

タロウです。久しぶりに登場しました。
今回は、僕がなるべくたくさんの人に見て欲しいとおもい、イデアスで自主的に上映もした映画を紹介します。

タイトルは「女を修理する男」。去年の難民映画祭でも上映された作品です。
e0367876_22160140.jpg


英語版の映画トレイラーはこちら。


この映画は私たちほぼ全員が持っているケータイに関わる話です。
ケータイには、様々なレアメタルが使われているのですが、そのうち一部は、原産地のコンゴ(民主共和国)で紛争を巻き起こし、たくさんの市民が苦しむ原因になっています。

私たち日本人も、グローバル経済のなかで深く関わっている素材を巡る、まさに現在進行形の問題です。

この深く大きな問題に立ち向かっているのがコンゴのムクウェゲ医師(写真の真ん中の男性)です。彼は既にノーベル平和賞に数回ノミネートされているほどの人物ですが、知らない人が日本では多いかもしれません。実は去年、日本に来日され、その時になってようやっと少しメディアにも取り上げられました。

ところがこの作品は日本で(一般に)公開されてなく、ダウンロードも日本では何故か出来ません。なので、オリジナルの日本語字幕もありません。

なぜ難民映画祭に上映されるまでになったかというと、UNHCRで長年勤められ、現在立教大学特任准教授、「コンゴの性暴力と紛争を考える会」の代表をされている米川正子先生が去年(2016)一年間かけて、なんとかこの映画を上映しようと様々なNGOや大学等に掛け合って日本全国で上映活動を行い、最終的に難民映画祭の上映リストに載るまでになりました。
それぐらい、日本にいる私たちにとっても関わりのある重要な作品だと思ったそうです。

概要等は上記の米川先生が主催するNGOのWebが詳しいのでご覧になってください。

ちなみに「修理」という表現が気になった方もいると思いますが、それに関して米川先生がこちらで解説しています。

ということで、日本で見る機会は上記のようなイベントで見るか、自分でDVDをアマゾン等(日本のにはほとんど出品されていません)から取り寄せるかです。
ただ、今持っているのはIDEASに置いていくのでIDEASに来られる方は是非ご覧になってみてください!

あと、「修理する男」のようなあまり公開されていない作品の上映会を自分自身で開催できるサービスもありますので、イベント開催なんか出来る方はぜひ参考にしてください。




[PR]
by ideas_blog | 2017-06-26 02:30 | 書籍(動画)紹介・参考書籍 | Trackback | Comments(0)

山形先生セレクト映画鑑賞会。

のりおです。
ゼミが始まったし、修了論文についても考えなければいけないので読むものも増え、みんな忙しくしています。

さて、今日は、IDEAS内の自主映画上映会のおはなし。
事務局長の山形先生が、かなりたくさん社会問題を取り扱った映画作品のDVDをお持ちなんですよね。
ドキュメンタリーもあれば、小説が原作のものだったり。そのなかでも芸術祭系から、商業系まで、いろいろなジャンルがあります。
それらを、授業の空きコマを利用して、時折上映しています。


先週みんなでみたのは、こちらの中国映画「紅いコーリャン」。著名な張芸謀(チャン・イーモウ)監督の初監督作品にしてベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した作品です。

舞台は1930年代の中国山東省。コーリャン(イネ科の穀物、ソルガム。)畠のそばの造り酒屋に嫁いだ女性とその造り酒屋に勤め、造り酒屋の主人亡きあとに夫となる男性を中心にした物語です。主人公たちは地域の山賊におそわれるなどの苦境を乗り越え生活を切り開いてゆくのですが、日本軍が進攻してきて生活状況が一変して....
e0367876_22143419.jpg
時代背景に関して勉強になったのはもちろん、赤色をシンボルにした映像の美しさが素晴らしかったです。
右側は、原作本。

「映画は、中国を知る導入として、一つの良い題材だと思います」と言ってこの映画を山形先生は勧めてくださいました。アフリカや南米のことはむしろ意識して勉強してるものの、あまり昔ながらの中国、といったものに馴染みはなかろう、と思ったということです。


ちなみに前回は、El Sistemaというベネズエラの音楽を通じた教育を子供に提供する団体を追ったドキュメンタリー 。裕福でない子供たちも、身分関係なくオーケストラの一員として励み、成長していく姿が描かれています。
いま現在情勢が危ういベネズエラですが、このような社会活動を通じて薬物や犯罪にはしる子供を減らす取組みを国家ぐるみで行っているのですね。ちなみに、この映画をみてから情報を調べていたら、エル・システマ・ジャパンという団体もできていることを知りました。映画から芋づる式に知らないことが見えて来るのっておもしろい。
e0367876_22304496.jpg


ちなみに、今季限定かもしれませんが、IDE(アジ研)内全体を対象にした映画会も催されたりしています。これはBlack Goldというコーヒーの生産・輸送から消費者に行き着くまでのドキュメンタリーです。
e0367876_22310098.jpg


他にもまだまだウェイティング・リストがありますので、卒業まで、映画鑑賞会は続きそうです。
e0367876_16423342.jpg

映画を開発の文脈でみてみるってなかなかないですけど、専門家の話を聞いた後にみると一度見た映画も違って見えて面白いです。


今日はここまで。
また書きますね!

[PR]
by ideas_blog | 2017-04-30 17:34 | 学校生活_その他 | Trackback | Comments(0)

国際協力/途上国開発の専門家を養成するアジア経済研究所開発スクール(IDEAS/イデアス)27期日本人研修生(2016-2017)の生活を綴ったブログです。授業の様子や大学院・進路・奨学金情報をお届けします。IDEASの公式ホームページはこちら(http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas )海浜幕張駅から徒歩10分、見学も可能です。


by IDEAS_student_blog
プロフィールを見る