留学中のメンタルを健康に保つ

のりおです。
書き溜めたものを思い立ったときに整理しておこう、ということで連続投稿とあいなっております。

さて、見過ごしがちなのですが留学中のメンタルを健康にケアしておくってかなり大事です。

留学って辛いです。
だって9月終わりから3月までずーっと曇りか雨で薄暗いわけですよ、イギリスの場合。気分が落ち込むのも当然です。北欧なんてもっと暗いんでしょう、大変そうです。
しかも食べ物が違う、水回りが整いきってない、同居人のキッチンの使い方が汚い、酔っ払った学部生の若気の至りがうざったい、為替の変動が怖い、外国語を思うように読みこなせない、イギリスなまりがわからない、異文化で友達がなかなかできない、教授からメールがかえってこない、思うように授業に貢献できない、周りの人が天才ばかりに見える、自分が取り組みたかった分野でもう成果が出ていて何をしたら良いのかわからなくなった、などなど、つまずくきっかけはたくさん見受けられます。


もちろん一番は美味しいものを食べてよく寝て親しい人とよく話すことだと思うのですが、それ以外でも息抜きは必要です。気合をいれて海を渡ってわざわざ進学したわけですが、根を詰めすぎると逆に効率悪いんですよね。ですので大学からアクセスできるメンタルケアの方法を書き出してみました。


学業のことなら、可能ならばまずは担当教員のオフィスアワーに行きましょう。何も準備していない、全然理解ができていないのに話をしにいくなんて恥ずかしい、と思わず。学生にきちんとした知識と研究スキルを与えるのが彼らの仕事です。忙しい教授からなかなかメールが帰ってこなかったりしますが、本人は単に忘れていたり移動が多すぎて返事ができていなかったりすることが多いので、オフィス前で捕まえて話をすると結構助けになってくれたりするものです。コースにはコンベナーという取りまとめ役の教員が付いているはずなので、講義担当者に話ができなければ、コンベナーのところにいくのもいい考えです。


次に、コースの友人たち。留学生同士なら母国を離れた不安を共有できるし、逆にイギリスの生活でこまっていたらhome country学生、特にクラスrepresentativeやmentorの役を担っている人に相談できます。部活動やボランティア、ラングエッジエクスチェンジの相手を見つけて自分にあったコミュニティを形成しておくと、クラス以外の学生に出会えますし、いいですね。Sussex大学では、Buddy スキームというのもあって、すでにサセックスに1年以上在学している学生が、新入生・留学生のBuddyとなって、Peer-Peerの相談相手となってくれます。このようなプログラムが進学先にあるのかも探してみてください。


もちろん同級生などの学生に相談するのはちょっと気が引ける場合、学生のケアをするためにわざわざ大学が雇っている専門スタッフのところにいくのがいいです。Student Life Centerというところが学生の生活の諸々の問題の窓口となっていて、こういうところはどこの大学にも備わっているともいますのでカウンセリングセンターとともに、連絡先をあらかじめおさえておくと良さそうです。Chaplaincy(日本語がわからない...カジュアルな牧師さん?) のある建物もあるので話を聞いてくれそうな大人はかなり学内でみつけられそうな印象です。


さらに、サセックス大学の例ばかりで恐縮ですが、ちゃんと情報にアンテナを立てていると、How to deal with anxiety などと銘打ったワークショップも校内で開催されていますし、メディテーションのセッションが毎日学校のどこかで行われています。知識をつけるのって、自分の生存により良い情報をあつめてより良い判断をするとか、世界をいろんな角度から見られるようになってそこに楽しみというか快感を味わうことが究極の目的だと思うんですけど、答えの見えないことをずーっと考えて議論を闘わせるには相当の知的体力が必要で、考え方の方法論をきちんと身につけずにウジウジ考えすぎると、不幸になるとおもうんです。そこで、考えるのをやめるトレーニングmindfulness/meditation。


わたしも前期末けっこう辛かったんですが、一つアドバイスをうけて、良いなと思ったのが、「食べるときは食べることに集中する。歩くときは歩くことに集中する」ということ。要は、切り替えなんでしょうね。思考でも精神でも予定時間でも、バッファを確保することって大事です。


運動が聞くのなら、ジムで年間契約して多様なプログラムを受講するのもいいかと思います。私は「一日一回は最低家からでる」を年間目標にしているくらいインドアなのと、アート部(societyと呼びます)のスケッチセッションにいくことを選択したのでジムは全然行けていませんが、可能なら空中ブランコやズンバをやってみたかったです。


ひとによっては、治安などに気を使うのもしんどいですよね。
私の居住地周りにはティーンエージャーが多いようで、彼らにより若干嫌な目にあわされました。
とっさに叫ぶための英語って、出てこないんですよね、使わないから。
地域の警察の電話番号、などを留学生センターにでも問い合わせて携帯に入れておきましょう。気が楽です。
とりあえず、嫌な目にあったら留学生センターになんでも伝えにいくと良いと思います。


ちなみに気分が落ち込んだときに、太陽光が足りないことが直接の原因であれば、物理的にビタミンDのサプリを摂取する、定期的にヨーロッパ南部に逃げる(ただただ、うらやましい)という手を取っている学生もいますので参考に記しておきます。


それでもなんともならない不測の事態の場合、Exceptional circumstances という制度があり、突然の不幸や、病気のときに試験の再提出、期限延長などを考慮してもらえます。絶望せずに、だれかに話すことが一番のキーかな、と思います。留学という大きな決断をし、無事オファーを勝ち取ったひとが怠け者だったりバカだったりするわけはありません。


周りのひとに頼るのは、わたしも苦手ですが、体力勝負ができなくなってきたので、弱みを見せて助けてもらう、そして助けを必要としている人がいたら自分も助ける、という方法で生き残るのが一番ラクなんじゃないかと最近思うようになりました。


どなたかの助けになれば幸いです。

関係ないですが、今の季節ブライトンやロンドン郊外では八重桜が綺麗です。
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by ideas_blog | 2018-04-24 23:40 | 留学先から

国際協力/途上国開発の専門家を養成するアジア経済研究所開発スクール(IDEAS/イデアス)27期日本人研修生(2016-2017)の生活を綴ったブログです。授業の様子や大学院・進路・奨学金情報をお届けします。IDEASの公式ホームページはこちら(http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas )海浜幕張駅から徒歩10分、見学も可能です。


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